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白髪予防・改善に効く食べ物や生活習慣は?

白髪予防・改善に効く食べ物や生活習慣は?

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はじめて白髪を見つけた時はとてもショックで、急に歳をとったように感じてしまいますよね。放っておくとどんどん増えてくる白髪ですが、なんとか白髪を改善したり、増えるのを遅らせる白髪対策はないのでしょうか?

食事ではどんな栄養を取ったらいいの?ストレス対策や眼精疲労ケアや頭皮ケアなど、何をするのがおすすめ?毎日の暮らしの中で白髪を改善・予防できることを Q&A方式で一緒に考えてみましょう。

この記事の監修

ホーユー株式会社 総合研究所 研究員

伊藤 健さん

基礎研究に従事し、ヤーバサンタによる白髪改善・予防研究成果を記者発表
[発表] 2023年8月23日 白髪改善・予防研究成果 記者発表会
[出演] 東海テレビ ニュースOne 他多数

目次

Q1.白髪は予防することができるの?

一部のヤーバサンタ※に多く含まれる「ステルビン」は、白髪の予防も期待することができることをホーユーの研究で確認しています。
※エリオジクチオン・アングスチフォリウム種
ステルビンは高い抗酸化作用により、日光など外部より受けるダメージから色素幹細胞を保護します。色素幹細胞の老化を予防することで白髪予防につながります。
白髪改善・予防研究の詳細はこちらからご確認いただけます。

また、健康的な日常生活を送ることも大切です。
偏った食生活にならないよう髪に良いとされる栄養素(タンパク質・亜鉛・ビタミン全般・カルシウム・銅・鉄・葉酸)をバランスよく摂ること、ストレスをこまめに解消し交感神経と副交感神経のバランスを保つこと、頭皮マッサージなどが健康な頭髪のためには重要です。

Q2.白髪を黒髪に戻す白髪改善はできないの?

白髪改善は可能です。ただし、黒髪に戻る白髪と戻らない白髪があります。

白髪になるメカニズムは髪に色をつけるメラニン色素を作る「色素細胞」の機能が低下したり消失したりすることによるものです。
「色素細胞」の機能が低下している場合は、機能が戻り色素細胞がメラニン色素を作る事が出来れば黒髪に戻る可能性があると言われています。

ホーユーの研究では、一部のヤーバサンタ※に多く含まれる「ステルビン」が色素細胞と色素細胞を生む色素幹細胞の両方に作用し、白髪を黒髪に戻す白髪改善が期待できることを発表しています。
ホーユーは、白髪改善効果を評価し、ヤーバサンタ※配合製剤塗布による白髪改善効果を被験者全員で確認しました。
※エリオジクチオン・アングスチフォリウム種

ヤーバサンタによる白髪改善・予防研究

白髪改善・予防研究の詳細はこちらからご確認いただけます。

一方、色素細胞を生む色素幹細胞が消失した白髪の場合は黒髪に戻れない白髪と言われています。

黒髪に戻れる白髪

黒髪に戻れない白髪

白髪になるメカニズムや原因を詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

Q3. 黒髪に良い食べ物って? 白髪予防に役立つ食材は?

A. 健康で丈夫な髪を作るためには「タンパク質」「亜鉛」「ビタミン」を摂るように心がけましょう。また、黒々とした髪を作る栄養素である「カルシウム」や「銅」も積極的に摂取したいですね。
髪に良いとされる栄養について、順番にご説明します。美味しく食べて、健康的な身体と美しい髪を目指しましょう!

健康で丈夫な髪を作る栄養素は「タンパク質」「亜鉛」「ビタミン」

・タンパク質

健康で丈夫な髪を育むには、良質なタンパク質を摂ることが大切です。乳製品、肉類、魚介類、卵、大豆類などに多く含まれます。

・亜鉛

亜鉛も健康的な髪作りに一役買ってくれる存在です。
牡蠣、海藻類、レバー、肉類 (赤身)、ナッツ類、大豆、黒ごまなどに多く含まれます。また、亜鉛はクエン酸やビタミンCと一緒に摂取すると体内に吸収されやすくもなりますよ。生牡蠣や牡蠣フライにレモンをキュッ!美味しいだけでなく、栄養を吸収する上でもメリットがあったとは嬉しいですね。

・ビタミン全般

レバー・豚肉・魚類にはビタミンBが、卵黄・アーモンド・ウナギにはビタミンEが豊富。複数のビタミンが、それぞれの役割を持ち寄って健康な髪を育てるので、バランス良く食べることが求められます。
緑黄色野菜にもビタミンはたっぷりと含まれています。毎食欠かさずに食べることをおすすめします。

黒々とした髪を作る栄養素は「カルシウム」や「銅」

・カルシウム

髪に色をつける色素細胞を活発にする栄養素が、カルシウムです。いま、日本人の多くがカルシウム不足と言われています。髪のためだけでなく、体の健康のためにも、カルシウムは毎日とりましょう。乳製品、小魚、海藻類、大豆、黒ごま、大根やカブの葉、小松菜などを、積極的に食べることをおすすめします。

・銅

銅も、黒い髪に欠かせない栄養素の一つで、髪を黒くするメラニン色素を作る酵素を活性化する役割を担っています。銅を多く含む食材は、干しエビ、レバー、ほたるいか、桜えび、ナッツ類、大豆、えごまなど。ナッツ類は腹持ちがいいので、小腹が減ったときのおやつとしてもおすすめです。

メラニン色素を作るには、チーズ、牛乳などの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品、たらこ、かつお、アーモンド、バナナ、落花生など、チロシンを多く含む食材を日頃から摂るといいですよ。

Q4. 生活習慣の中で白髪予防に役立つことはある?

A. 白髪ができるメカニズムはまだまだ解明されていないことが多いのですが、加齢や遺伝といった要因に加えて、生活習慣やストレスとも関係していると言われています。

でも、いくら白髪を増やしたくないからといって、ストレスと無縁ではいられないのが現実。毎日リラックスタイムを設けるなど、ストレスをこまめに解消するのがおすすめです。そこで、忙しい方でも取り入れやすいストレス解消法を順にご紹介。「出来そう!」と思うものがあったら、ぜひ試してみてくださいね。

一日の終わりに瞑想やヨガでリラックス

手軽にできるリラックス法の一つが「瞑想」。何も考えずに、ゆったりと呼吸の音に意識を傾けるだけで、睡眠の質を高めてくれます。一日の終わりに、お風呂上がりなどに試してみるといいでしょう。体を動かすのが好きな人は「ヨガ」などもおすすめ。

つぼ押しやアロマテラピーで眼精疲労を解消

日中に目を酷使する人は、眼精疲労=目の疲れを解消するだけでもかなりリラックスできるはず。目の上に蒸しタオルを置いたり、眼精疲労に効果的なツボを押してみてはいかが。

よく知られているのは、セイメイというつぼ。鼻をつまむように鼻の奥(セイメイ)を、少しずつ指圧することで、眼の疲れには効果があります。また、寝る前や、仕事や勉強の合間に好きな香りを取り込むことでストレス発散に繋がる「アロマテラピー」を取り入れるのもいいでしょう。

スマホやパソコンから離れる時間を持つ

「ネット依存症」という言葉を聞いたことはありませんか。ネット依存症とはネットやSNSの浸透でパソコンやスマートフォンなどが手放せなくなってしまい、四六時中デジタル機器に接していないと、イライラしたり不安を感じてしまう現代病の一つです。

最近では『デジタルデトックス』というキーワードが注目されていますが、それだけデジタル機器が私たちの生活に深く入り込み、ストレスを与えていると考えられます。また、パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労や肩こりといった、カラダへの影響も軽視できません。1日数時間はスマートフォンなどの電子端末から離れて、自分のココロとカラダに向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。

Q5. 紫外線対策は行ったほうがいいの?

A. 「強い紫外線が肌にダメージをあたえる」ということが知られているため、白髪にもよくなさそうと思う方も多いかもしれません。でも、紫外線と白髪の関係は、実はまだ解明されていないとか。よほど髪が薄くないと、毛包にある色素幹細胞まで紫外線の影響は及ばないようです。

ただし、白髪染めを行った髪の場合は紫外線によって色素の一部が変化して、変色が起こることがあります。とくに影響を受けやすいのは、寒色系のヘアカラー (マット系やアッシュ系) です。白髪染めをした後は、紫外線対策を忘れないようにしましょう。

Q6. 頭皮マッサージなどはしたほうがいいの?

A.頭皮の血行促進や毛穴の汚れを取る効果によって、健康的な毛髪を維持することに役立ちます。
また、頭皮には自律神経を調整するツボがいくつもあるので、そのツボを刺激することで緊張感が解け、リラックス効果を得られます。白髪予防のためにも頭皮マッサージでリラックスしてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事をチェックして頭皮マッサージを試してみましょう。

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